morinokobito77’s blog

「漢字」と「かな」の面白さ

「はかる」のはなし

 

日本語の「はかる」という言葉を漢字で表すといろいろあります。

いわゆる「異字同訓語」(読み方は同じでも漢字の違う和語のこと)です。

さて、あなたは次の「はかる」の漢字がいくつ書けますか。挑戦してみてください。

(答えは「うちの宿六の独り言」のあとにあります。)

問題 

 ① 分量をはかる

 ② 便宜をはかる

 ③ 水深をはかる

 ④ 審議会にはかる

 ⑤ 数量をはかる

 ⑥ 密告をはかる

ということで、これだけ「はかる」と読む漢字が多いのはなぜなのかという疑問に

つきあたります。

ここからはまったくの私論ですが、漢字が伝来するまえから

日本人が発音していた「ハ行」に原因があるのではないかと推論します。

「ハ行」はもともと「バ行」でした。

(おいとあんたをすいとるとよ。(博多弁))

次に「ワ行」に移行

(私(「わ」と発音)あなたが好きです。)

このように、日本語の「ハ行」は変化してきたのです。

学問的に言うと「ハ行転呼」と言うらしいです。

というか、古代の日本人が一番多く発音していたのが「ハ行」ではないかというのが

私の推論です。卑弥呼あたりはどんな発音をしていたのか興味が湧いてきます。

 

                 f:id:morinokobito77:20171111102218j:plain

 

<うちの宿六の独り言>

 「遭う」「会う」「合う」

(宿六)「異字同訓語ね~。でも俺にとっては全部同じなんだけど。」

     (結婚で恐妻に遭う(失敗した結婚))

     (家ではいつも恐妻に会う(つい目をそらす))

     (俺には恐妻が合う(いじめられるのが好き))

(妻) 「あなた!きょうはゴミの日よ!」

(宿六)「はい。すぐ持ってきます。・・」

 <????解説不能> 

 

①量る ②図る ③測る ④諮る ⑤計る ⑥謀る