「はかる」のはなし
日本語の「はかる」という言葉を漢字で表すといろいろあります。
いわゆる「異字同訓語」(読み方は同じでも漢字の違う和語のこと)です。
さて、あなたは次の「はかる」の漢字がいくつ書けますか。挑戦してみてください。
(答えは「うちの宿六の独り言」のあとにあります。)
問題
① 分量をはかる。
② 便宜をはかる。
③ 水深をはかる。
④ 審議会にはかる。
⑤ 数量をはかる。
⑥ 密告をはかる。
ということで、これだけ「はかる」と読む漢字が多いのはなぜなのかという疑問に
つきあたります。
ここからはまったくの私論ですが、漢字が伝来するまえから
日本人が発音していた「ハ行」に原因があるのではないかと推論します。
「ハ行」はもともと「バ行」でした。
(おいとばあんたをすいとるとよ。(博多弁))
次に「ワ行」に移行
(私は(「わ」と発音)あなたが好きです。)
このように、日本語の「ハ行」は変化してきたのです。
学問的に言うと「ハ行転呼」と言うらしいです。
というか、古代の日本人が一番多く発音していたのが「ハ行」ではないかというのが
私の推論です。卑弥呼あたりはどんな発音をしていたのか興味が湧いてきます。
<うちの宿六の独り言>
「遭う」「会う」「合う」
(宿六)「異字同訓語ね~。でも俺にとっては全部同じなんだけど。」
(結婚で恐妻に遭う(失敗した結婚))
(家ではいつも恐妻に会う(つい目をそらす))
(俺には恐妻が合う(いじめられるのが好き))
(妻) 「あなた!きょうはゴミの日よ!」
(宿六)「はい。すぐ持ってきます。・・」
<????解説不能>
①量る ②図る ③測る ④諮る ⑤計る ⑥謀る