morinokobito77’s blog

「漢字」と「かな」の面白さ

新聞の漢字の使い分け

新聞はそれなりに漢字の使い分けがあるそうです。

たとえば

「喉(のど)がかわく」の「かわく」は

「乾く」と「渇く」のどちらを使うかというと「渇く」です。

  「乾く」・・水分のない状態

  「渇く」・・生きていくのに必要な水がないこと

だそうです。それじゃ

「かわいた文体」の「かわいた」は

感情や潤いが必要なのないマイナスイメージに使うときは「渇いた」を、しかしプラスととらえれば「乾いた」もOKとか。

では

「夏のはじめ」の「はじめ」は「初め」「始め」のどっち?

この場合は「夏の初め」。

つまり

・スタートしたばかりの時期、時間には「初め」を使う。

  「初期」「当初」「年の初め」など

・動詞が転じた名詞として使う場合は「始め」を使う。

  「仕事始め」「事(こと)始め」「年の始めの行事」「年始(ねんし)」など。

 

ではでは少し難しい問題です。

「子供の名前をかたった詐欺(さぎ)」の「かたった」は

「語(かた)る」と「騙(かた)る」のどちら?

この場合は、相手に被害を与える悪意のある嘘(うそ)の意味だから「騙る」だと思いますが、正解はひらがなで「かたった」。なぜなら「騙る」の漢字は常用漢字にないからだそうです。これはあくまでも新聞の話ですがね。

 

 

(女房がそばを通る、何気なくつぶやく)

  「喉がかわいたな~。」(ビールが飲みたいの意味)

(女房、すぐに戻って)

  「あなた 風邪の兆候かも、これ張ったら(湿布薬)」

(おいおい、真面目なの、それともあてつけ?)