新聞の漢字の使い分け
新聞はそれなりに漢字の使い分けがあるそうです。
たとえば
「喉(のど)がかわく」の「かわく」は
「乾く」と「渇く」のどちらを使うかというと「渇く」です。
「乾く」・・水分のない状態
「渇く」・・生きていくのに必要な水がないこと
だそうです。それじゃ
「かわいた文体」の「かわいた」は
感情や潤いが必要なのないマイナスイメージに使うときは「渇いた」を、しかしプラスととらえれば「乾いた」もOKとか。
では
「夏のはじめ」の「はじめ」は「初め」「始め」のどっち?
この場合は「夏の初め」。
つまり
・スタートしたばかりの時期、時間には「初め」を使う。
「初期」「当初」「年の初め」など
・動詞が転じた名詞として使う場合は「始め」を使う。
「仕事始め」「事(こと)始め」「年の始めの行事」「年始(ねんし)」など。
ではでは少し難しい問題です。
「子供の名前をかたった詐欺(さぎ)」の「かたった」は
「語(かた)る」と「騙(かた)る」のどちら?
この場合は、相手に被害を与える悪意のある嘘(うそ)の意味だから「騙る」だと思いますが、正解はひらがなで「かたった」。なぜなら「騙る」の漢字は常用漢字にないからだそうです。これはあくまでも新聞の話ですがね。
(女房がそばを通る、何気なくつぶやく)
「喉がかわいたな~。」(ビールが飲みたいの意味)
(女房、すぐに戻って)
「あなた 風邪の兆候かも、これ張ったら(湿布薬)」
(おいおい、真面目なの、それともあてつけ?)