「鵲」てどんな鳥?
七夕についてもう少し。
古来より七夕の夜は織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)が一年に一度会える夜です。
織姫はこと座の星「ベガ」、彦星はわし座の「アルタイ」です。たまには夜空を見上げてこの2つの星をさがして見ませんか。
まず、夜の9時ころ南東の空を見上げてください。頭の上を見上げるようなところに明るく輝く星がすぐ見つかります。それが織姫の星「ベガ」です。その下をよく見るとかすかに明るい星の帯「天の川」が見つかります。その川の下に明るい彦星「アルタイ」が見つかるでしょう。
ついでに、「ベガ」と「アルタイ」を結んでこれを一辺として三角形を書きます。するとこの二つの星の左の天の川の中にもうひとつ明るい星があります。これが白鳥座の「デネブ」です。これが「夏の大三角形」といわれるものです。
ところで、織姫と彦星はどうやって天の川を渡るかご存知ですか?
天帝が二人を合わせるため天の川に橋をかけてあげるのです。この橋を渡って逢うのです。どんな橋をかけるかというと。「かささぎ」という鳥のつばさを連ねて橋を作るのです。
ここまでくれば表題の「「鵲」てどんな鳥?」がお解かりになったと思います。
そうです。「鵲」は「かささぎ」という鳥です。中国では吉兆の鳥として結婚式などには良縁の象徴とか。
日本では多くが九州地方と北海道、新潟、長野の一部で繁殖が確認されてます。
最後にこの橋を渡るのは織姫、彦星?さてこれはあなたが考えてください。
(女房がいそいそと出かけそうな様子)
(おれ)「どこに行くんだ?」
(女房)「学校のPTA会よ。」
(胸にカササギのブローチ、濃い目の化粧)
(おれ)「????」