「宇宙」(うちゅう)
もうすぐ7月、七夕が近づいてきました。この日になると普段は夜空を見上げたことのない人もつい織姫、彦星のいる天の川を探してネオンで明るい東京の空を探してしまいます。
「宇宙」という漢字は小学生にあがる前の子供でも知っているくらいです。最近の親は自分の子供に珍しい名前をつけたがるから「宇宙」という名前を持った子供もいるかも知れません。(読み方:そら、かなた、こすも、せかい・・)
それでは、「宇宙」という言葉はいつごろからあるかというと、紀元前の中国の春秋時代のころから使われているらしいです。
「往古来今(おうこらいこん)これを宙といい、四方上下これを宇という。」つまり時間と空間をあわせた全世界のことなのです。
日本では「日本書紀」に「スサノオノミコトが乱暴すぎて宇宙を追い出された。」との記述があるそうです。
江戸時代にも仏教用語の「世界」と漢語由来の「宇宙」は同じような意味で使われていたようです。
明治に西洋文明がはいってきてやっと現在の科学技術用語としての「宇宙」が確立していったものらしいです。
ではその「宇宙」の広さの一端を
たとえば、太陽系の広さ。もし後楽園にある野球の東京ドーム(約110メートルの球)を太陽の大きさをとすると
水星・・品川にある40センチの球
金星・・大井町にある95センチの球
地球・・大森にある100センチの球
火星・・川崎にある50センチの球
木星・・平塚にある11メートルの球
土星・・富士山にある9メートルの球
となるそうです。これ以外はまったく何もない空間です。いかに宇宙は広いかがわかります。
宇宙の話のつづきはまた次の機会に、きょうはこのへんで。
(ある晩、そっと出かけようとするおれに)
女房「あんたどこへいくの?」
おれ「ちょっと宇宙にいってくら。」
女房?????
注釈:どうもこの男はキャバレーの天井で回っているミラーボールを「宇宙」と認識しているらしい。